リボ払いはしても、残高スライドはしない
こんにちは、リボソンです。
今回は、リボ払いはしても、残高スライドはしないというお話です。
これまで、リボ払いは千円でも繰り上げ返済をしましょう。
というお話を何度もしてきました。
しかし、リボ払いには、さらにリボ地獄に陥る仕掛けがあります。
それが、残高スライドリボルビング方式です。
残高スライドリボルビング方式は、多く借りたら多く返し、
少ない借入の時は、少なく返してOKですという仕組みですが、
ここに大きな落とし穴があります。
残高スライドリボルビング方式の場合、
借入残額で返済額が決まります。
たとえば借入残高が
10万円まで毎月4千円、
20万円まで8千円、
30万円までで1万1千円
という具合です。
例として、30万円を金利18%で借りてみましょう。
元金均等返済や元利均等返済と比較します。
元利均等返済で毎月1万1千円返済すると、36回払いになって、
利息合計は、8万9千円くらいになります。3年ですね。
元金均等で毎月1万円の元金にすると、
初回支払額は1万5千円程度になりますが、
返済回数は30回と半年短くなります。2年半ですね。
利息合計7万円くらいです。
元利均等で毎月1万5千円返済できれば、
返済回数はさらに減って24回払い、2年です。
利息は6万円未満です。
毎月4千円の返済差額で、返済期間は1年も短くなります。
元金均等で毎月の元金を1万5千円にすると、
初回支払額は2万円近くになりますが、返済回数20回で、
利息合計は5万円未満まで減らせます。
それでは、いよいよ残高スライドリボルビング方式です。
返済回数63回 利息合計額12万円弱・・・
一気に5年を越えてきました。
30万円を借りて、利息が12万円超です。
当初1万1千円の返済額から、
が借入残高20万円を割って返済額8千円になるのが返済15回目、
同じく残高10万円を割って返済額4千円になるのは、
返済33回目からです。
元金均等なら、すでに完済
元利均等でも、あと3回で完済という時期に、
まだ10万円もの残高が残っているのです。
そもそもリボ払いは、
返済額だけ決まっていて返済期間が決まっていないものですが、
残高スライドリボルビング方式だと、
返済額すらも残高に応じて減額されていき、
延々と利息の支払いを続けることになります。
たとえリボ払いは避けられない状態だとしても、
残高スライドで支払額が下がるときは、
毎月の支払額を上げて、自動で残高がスライドするのを防ぎましょう。
繰り上げ返済と同じ効果があります。
いま苦しくてリボ払いを使うのは、仕方がありませんが、
ちゃんと仕組みを理解して、繰り上げ返済や支払い額を増額しましょう。
もう返せない・・・無理!と思ったら、早めの対応が大事です。
リボソンでした。