リボは損だが役に立つ

カードローン地獄に落ちた男が、リボ地獄から抜け出した記録 時々、サラリーマンのお役立ち情報

おまとめしても・・・

こんにちは、リボソンです。

 

今回は、おまとめしても・・・というお話です。

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無事、おまとめローンが決定し、

リボ地獄から抜け出せたし、

めでたしめでたしってなっていませんか?

 

まだ抜け出せてはいない

 リボ地獄から抜け出せたと言えるのは、

おまとめローンの返済が終わった時です。

 

これは、おまとめローンではなく、親や親戚、友人から借りても同じです。

リボ地獄に垂れてきた細い蜘蛛の糸を、やっと掴まえただけの状態です。

いつ、ぷつりと切れて、またリボ地獄に戻っても不思議ではありません。

 

たとえおまとめローンが成立しても、

相変わらずリボ払いで買い物をすれば、また転落というより

借入残高が増えるだけの悪化です。

リボ払いでの買い物をやめ、おまとめローンを完済するまでは、

油断はできません。

 

また、おまとめローンは借入額全体のうち、

大きな割合を占めるので、そのばしのぎでおまとめすると、

その後の再生にマイナスになることも考えられます。

 

もし、自分の力では無理と思うのならば、

おまとめローンを借りる前に、個人再生をお勧めします。

 

信用情報に傷はつきますが、返済額は軽くなりますし、

新たにカードを作れなくなるので、

強制的に金銭感覚の矯正ができます。

 

返済終了後5年~10年でまたカードも作れるようになるので、

早めに個人再生を行い、10年後に備えるという手もあります。

 

 

 

 岡田法律事務所

 

リボソンでした。 

 

 

 

金銭感覚を保つには

 

こんにちは、リボゾンです。

 

今回は、金銭感覚を保つにはというお話です。

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前回まで、リボ払いや分割払いについて、お話しました。

 

金銭感覚が狂う理由

人は、繰り返し同じ刺激を与えられると、徐々に感覚が麻痺します。

リボ払いや分割払いを繰り返すと、毎月の支払額が少ないだけに、

どうしても徐々に金銭感覚が麻痺してきます。

よほど、強い意志を持っていれば大丈夫なんでしょうけど、

普通の人には、たいがい無理です。

気が付けばローン地獄に陥ってしまいます。

 

 

岡田法律事務所 

 

金銭感覚を正常に保つクレジットカードの使い方は?

金銭感覚を正常に保つクレジットカードの使い方、

それは、一括払いです。

リボ払い専用カードならば、毎月の支払額を、カードの限度額まで上げれば、

実質一括払いです。

 

これならば、翌月には全て請求がくるので、使い過ぎも防げます。

アメックスのカードは、ポイントもたまりやすいのでお勧めです。

 

とは言っても、いきなり一括払い生活は、リボ払いの残債がある状態では、

現実的ではなく難しいと思います。

まずは、狂ってしまった金銭感覚を戻しましょう。

 

狂ってしまった金銭感覚を戻すには?

狂ってしまった金銭感覚を戻すには、現状の残債残高を確認し、

まず残債の大きさを認識しましょう。

次に、現状の収支から、毎月の返済可能額を割り出します。

このとき、キツキツの計画にしてしまうと、後に破たんしますので、

若干の余裕を持たせます。できれば、月数千円から一万円くらいは、

貯金するつもりで考えるとよいでしょう。

返済可能額が決まったら、リボ払いの毎月支払額を返済可能額まであげます。

最後に、リボ払いのシミュレーションで、完済までの年月を出します。

昔の私は、22年とか出てビビりました・・・

 

これで、残債の大きさを実感し、毎月の生活がギリギリになるので、

徐々に金銭感覚が戻ってきます。

 

昔は、自己破産の相談に行くと、酒・タバコ・保険は

ぜいたく品だからやめろと言われたもんです。

 

でも、仕事のつきあいもあるし、なかなかやめられない。

そういう弱さを、世間は自己責任と責めてきますが、

実際、なかなかやめられないと思います。

 

しかし何も考えないよりは、少しでもマシな方法への切り替えましょう。

22年から20年、さらに短く・・・

 

 

リボゾンでした。

 

岡田法律事務所 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リボ払いよりは分割払いの方がマシなのか?

こんんちは、リボソンです。

 

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今回は、リボ払いよりは分割払いの方がマシなのか?という話です。

 

リボ払いと分割払い、どちらも金利手数料がかかるので、

一見、変わらないように見えますが、実際はどうでしょう?

 

ざっくり言うと、返済金額が決まっているのがリボ払い、

返済回数が決まっているものが分割払いです。

 

10万円のものを2回購入してみましょう。

リボ払い(元金定額)

毎月支払い金額の1万円+手数料はかわらず、

完済までが、10回から20回に延びます。

分割払い

(1万円+手数料)×10回払い + (1万円+手数料)×10回払いで、

毎月の支払いは、2万円になりますが、10回払いは変わりません。

リボ払い(元利定額)

毎月支払額は、1万円ジャストで変わりませんが、

完済までは、11回から24回に増えます。

 

 

結果的に支払い手数料から見ると、

分割払い<リボ払い(元金定額)<リボ払い(元利定額)

の順に大きくなります。

 

毎月の支払額からみると、

リボ払い(元利定額)<リボ払い(元金定額)<分割払い

の順に大きくなります。

 

 

毎月の支払を多くできるなら分割払い、

毎月の支払いを抑えて、返済期間を延ばすならリボ払いですね。

 分割払いが重なると、支払い総額が増えるので、

リボ払いよりは、金銭感覚が狂いにくいです。

一番、金銭感覚が狂わないのは、一括払いですけどね。

 

 

返済を早くするには、収入を増やすか、支出を削るかです。

将来的に収入増の予定なら、リボで繰り延べもいいでしょう。

しかし、将来の収入増が見込めないなら、リボは地獄となります。

支出を抑え、早期完済を目指しましょう。

 

 

もう返せない・・・無理!と思ったら、早めの対応が大事です。

伊藤法律事務所 

 

 

リボソンでした。

 

 

 

 

 

 

 

リボ地獄は、もはや浪費家だけの問題ではない

 

こんにちは、リボゾンです。

 

今回は、リボ地獄は、もはや浪費家だけの問題ではないというお話です。

 

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リボ地獄の原因は浪費?

リボ地獄に落ちてしまった方々のことを、

これまでは、本人の浪費が原因と言われてきました。

 

たしかに、本人の浪費によるリボ地獄も多いでしょう。

とくに、私のようなバブル世代と言われる年齢層には、この傾向が見られます。

 

しかし、昨今のクレジットカード利用状況を見ると、

そうとも言えない状況が見えてきます。

 

 

リボ地獄の原因とは?

では、現代のリボ地獄の原因は、なんでしょう?

大きな原因として挙げられるのは、給与水準の低下でしょう。

非正規雇用の増大や、平均年収の低下など、収入の減少が、

可処分所得を減らしていると言えますね。

 

一方で、親の年収低下、高学歴化による奨学金問題、

学生向けのクレジットカード発行の一般化により、

社会人になった時点で、すでに借金を背負っている人も少なくありません。

 

年収が低く、終身雇用の時代も終わり、

だまっていても給与が上がる時代ではなくなりました。

 

その状況で、クレジットカードを持ってしまったら、

友人とのつきあいや、冠婚葬祭など、急な出費に対応しているうちに、

慢性的な赤字になってしまい、リボ地獄に落ちるという状況が増えています。

 

昨今、よく挙げられる貧困問題と同じ構造ですね。

 

 

リボ地獄からの脱出について

浪費であれば、債務整理で、信用情報を悪くしてでも脱出するのもよいと思います。

しかし、まだ一成人としての金銭感覚が身についていない人たちに、債務整理は、

リスクが大きすぎると思います。

 

若干生活は苦しいとは思いますが、

おまとめローン等を利用した再建がお勧めです。

 

とりあえず現状維持なら、数千円でも、毎月の支払額を上げましょう。

 

 もう返せない・・・無理!と思ったら、早めの対応が大事です。

 伊藤法律事務所

 

リボゾンでした。

 

 

 

 

 

それでも任意整理は、素晴らしい

 

こんにちは、リボゾンです。

 

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今日は、それでも任意整理は素晴らしいというお話です。

 

 

むかしむかしのお話です。

 

親の葬儀や妻の難病発症など、いろいろ自分なりの言い訳はあったのですが、

いわゆるサラ金から借金をはじめました。

 

当時は、銀行の個人ローンもなく、手軽に借りれるサラ金が便利だったんです。

このころは、金利なんて意識していませんでした・・・

ただ、漠然と返済を続けていれば、いつかは完済できると思っていたんですね。

 

 

グレー金利時代のサラ金でお金を借りまくった結果、

手取り給与30万円に対し、毎月の返済額20万円という状況になりました。

 

こうなると、もう生活できません。

毎月20万円返済し、空いた枠の数万円をまた借りて生活する状態です。

返済しても、生活のために空いた枠を、また借りるので、利息を払ってるだけ、

リボ地獄よりも恐ろしい状況です。

 

会社で昼飯も食べれないので、西友で安いパンを買ってきて、

車で隠れて食べる生活でした。

 

そして、ついに訪れる自転車操業の破たん・・・

 

この後、私は、不動産担保ローンにおまとめして乗り切ったのですが、

全てのカードを整理したつもりが漏れがあり、信用情報に傷がつき、

その後のカード作成等は、できなくなりました。

 

 

後に、任意整理を専門とする弁護士さんとお話したときに、

「もったいなかったですね」と言われてしまいました・・・

 

 

不動産担保ローンは、適切な金利だったので、過払い請求で対応できず、

返済し続けるしかなかったんですね。

 

 

もし、自転車操業の破たん時に、任意整理をしていたら、

その時点で過払いと相殺し、借金がなくなっていたようです。

 

苦しいときに助けてもらったと、変な気をまわし、返済しようと頑張って

不動産担保ローンを組んだ結果、借金の返済が遅れたわけです・・・

 

 

もし、不動産担保ローンを行わず、任意整理をしていたら、

信用情報の復活は、数年早かったでしょう。

 

 

知らないということが、大きな差を生んでしまったんですね。

 

リボゾンでした。

 

 岡田法律事務所

 

 

 

 

 

 

おまとめローン時の注意

 

こんんちは、リボソンです。

 

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今回は、おまとめローン時の注意というお話です。

 

 

カードのリボ払いが重なってくると、

 毎月の支払いがつらくなりますよね。

 

カード6枚を所持し、ショッピング残高が各50万円もあると、

 合計で300万円にもなってしまいます。

  

各カードを1万円ずつ返済して毎月6万円、

しかも残高が減らない・・・

 

300万円というと、

年収500万円、夫婦+子供1人で、家賃or住宅ローンあり

 の場合の銀行系借入可能限度額の上限とほぼ等しい金額です。

  

こういうときに、おまとめローンが実力を発揮しますが、

 この時に注意すべき点があります。

 

 

それは、金利です。

 

 

ローンによっては、借入残高で金利が変わるもの、

 借入限度額で金利が変わるものなどがあります。

 

借入残高で金利が変わるものは、残高が減ってくると、

 金利が上がってしまうので、完済までに時間がかかってしまいます。

 

 

おまとめローンを選ぶ際は、

 まず使用可能使途におまとめがはいっていること、

 次に、借入限度額で金利が固定されるもの、 

そして、極力金利の低いもの

 

出し入れ可能なカードローンよりも、

最初に全額を借入し返済だけを行う固定ローンの方が

金利面では有利になります。

  

 

 借入金額300万円、元利均等払いでは、どうなるか?

実際に、金利でどれだけ違いがでるか、みてみましょう。

 前提は、借入金額300万円、元利均等払いで、

返済額は毎月3万円を希望

 面倒なので、金利の端数はカットします。

 

 

金利3%

支払回数(月数):116ヶ月(9年8ヶ月)
返済総額:3,456,443円
支払利息総額:456,443円

月額返済額:30,000円  初回利息額7.5千円

 

金利6%

支払回数(月数):139ヶ月(11年7ヶ月)
返済総額:4,169,175円
支払利息総額:1,169,175円

月額返済額:30,000円 初回利息額15千円

 

金利10%

支払回数(月数):216ヶ月(18年0ヶ月)
返済総額:6,476,887円
支払利息総額:3,476,887円

月額返済額:30,000円  初回利息額25千円

 

ここからは、毎月3万円では返済不能になります。

 

金利15%


支払回数(月数):224ヶ月(18年8ヶ月)
返済総額:8,927,053円
支払利息総額:5,927,053円

月額返済額:40,000円  初回利息額37.5千円


金利18%


支払回数(月数):155ヶ月(12年11ヶ月)
返済総額:7,732,500円
支払利息総額:4,732,500円

月額返済額:50,000円  初回利息額45千円

 

ここで、注意してみて頂きたいのが、

 

金利15%時と金利18%時の支払い年数です。

金利18%では、初回の利息が4万5千円となるため、

元利均等払いでは、毎月5万円の返済が必要となりますが、

支払額が1万円増えているので、返済期間は2/3程度まで減っています。

 

リボ払い時に数千円でもいいから、支払額を増やしましょうというのは、

このように大差ないと思う程度の返済額の差が、

後に大きな差になるということです。

 

借入金額より利息相当額が多いのは、心理的にもつらいので、

金利6%以下が、理想的なラインですかね。

現実的には、300万円だと10%を切る程度のローンが多いです。

 

 

もう一点忘れないで!

 おまとめローンには、もう一点注意点があります。

 それは、もし今後小規模個人再生等を検討する際に、

不認可とされるかもしれないというところです。

 伊藤法律事務所

おまとめすることで借入先が減り、

1社からの借入比率が上がります。

 

 小規模個人再生には、

再生計画案に同意しない旨を同項の方法により回答した

議決権者が議決権者総数の半数に満たず

かつ、その議決権の額が議決権者の議決権の

総額の二分の一を超えないときは、

再生計画案の可決があったものとみなす。

とあります。

 

おまとめにより1社が総額の半分以上を占めてしまい、

その1社が再生計画案に同意しないという事態になると、

再生計画案の可決があったものとみなされないということです。

 

 

おまとめの際には、だれもその後に個人再生しようなんて、

考えていないとは思いますが、もしその後に状況が悪化した際は、

足かせになる可能性もあるということを覚えておいてください。

 

おまとめするよりも、先に再生を検討することをおすすめします。

 

 伊藤法律事務所

 

リボソンも、親に頼み込んで不動産担保ローンを使って、

おまとめをしたのですが、新たに入用な時期が来てしまい、

結局利息だけ返済してしのぐとい事態に陥りました。

 

 

あの時、過払い請求や任意整理をしていたら、

もっと早くリボ地獄から抜け出せたのにと今では思います。

当時は、ベストな選択だと思ったんですけどね。。。

 

 

伊藤法律事務所 

 

 

リボソンでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

任意整理や自己破産の先にあるもの

 

こんにちは、リボゾンです。

 

今回は、任意整理や自己破産の先にあるものというお話です。

 

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最近、過払い返還が、とても手軽で、当然の権利のように宣伝されています。

 

もちろん、グレー金利と言われていた時代に高い金利で借りていたのなら、

 払えなくなるくらいなら、過払いで取り戻して、整理というのも一手ですね。

 

 

信用情報も何年かで消えて、スーパーホワイトという状態になって、

 カードも、また作れるようになると言われていますが、

 

 

本当にそうでしょうか?

 

 

たしかに、信用情報の事故情報は、規定のとおり消えるでしょう。

しかし、各金融会社内の情報には、この期限はありません。

 

 

かつて、サラ金全盛時代に借りて、過払い初期に任意整理した結果、

メガバンクサラ金各社を子会社化したことにより、

銀行ローンが通らないという方がいます。

 

 

 

銀行ローンの保証会社を見てみると、かつてサラ金信販会社が、

名を連ねていますね。

 

この状態で、本当に再度ローンやカードが契約できるのでしょうか?

 

 

また、グレー金利以降の15~18%の金利で借入をしている人に向けて、

金利0という言葉や、リボが払えなくなると、今後カードが作れなくなる等の

あおり文句で、任意整理を勧めているサイトも見かけます。

 

私は、任意整理も信用情報に影響すると思うのですが・・・

 

弁護士さんや司法書士さんが考える、借金からの脱出とは、

借金を減額し、二度と同じ状況にならないように、

しばらくは借金の申し込みができなくリスクを負ってでも、

いまの借金苦から脱出させようというものです。

 

本当に、カード持たずも借金もせずに、5年~10年過ごせますか?

 

 

 

基本、借金のことを、よく考えていなかったから、リボ地獄に落ちたわけで、

 安易な任意整理や、自己破産は、その後の人生を、大きく変えてしまうかも

 しれません。

 

 

 

よく考えましょう。