おまとめローン時の注意
こんんちは、リボソンです。
今回は、おまとめローン時の注意というお話です。
カードのリボ払いが重なってくると、
毎月の支払いがつらくなりますよね。
カード6枚を所持し、ショッピング残高が各50万円もあると、
合計で300万円にもなってしまいます。
各カードを1万円ずつ返済して毎月6万円、
しかも残高が減らない・・・
300万円というと、
年収500万円、夫婦+子供1人で、家賃or住宅ローンあり
の場合の銀行系借入可能限度額の上限とほぼ等しい金額です。
こういうときに、おまとめローンが実力を発揮しますが、
この時に注意すべき点があります。
それは、金利です。
ローンによっては、借入残高で金利が変わるもの、
借入限度額で金利が変わるものなどがあります。
借入残高で金利が変わるものは、残高が減ってくると、
金利が上がってしまうので、完済までに時間がかかってしまいます。
おまとめローンを選ぶ際は、
まず使用可能使途におまとめがはいっていること、
次に、借入限度額で金利が固定されるもの、
そして、極力金利の低いもの、
出し入れ可能なカードローンよりも、
最初に全額を借入し返済だけを行う固定ローンの方が
金利面では有利になります。
借入金額300万円、元利均等払いでは、どうなるか?
実際に、金利でどれだけ違いがでるか、みてみましょう。
前提は、借入金額300万円、元利均等払いで、
返済額は毎月3万円を希望
面倒なので、金利の端数はカットします。
金利3%
支払回数(月数):116ヶ月(9年8ヶ月)
返済総額:3,456,443円
支払利息総額:456,443円
月額返済額:30,000円 初回利息額7.5千円
金利6%
支払回数(月数):139ヶ月(11年7ヶ月)
返済総額:4,169,175円
支払利息総額:1,169,175円
月額返済額:30,000円 初回利息額15千円
金利10%
支払回数(月数):216ヶ月(18年0ヶ月)
返済総額:6,476,887円
支払利息総額:3,476,887円
月額返済額:30,000円 初回利息額25千円
ここからは、毎月3万円では返済不能になります。
金利15%
支払回数(月数):224ヶ月(18年8ヶ月)
返済総額:8,927,053円
支払利息総額:5,927,053円
月額返済額:40,000円 初回利息額37.5千円
金利18%
支払回数(月数):155ヶ月(12年11ヶ月)
返済総額:7,732,500円
支払利息総額:4,732,500円
月額返済額:50,000円 初回利息額45千円
ここで、注意してみて頂きたいのが、
金利18%では、初回の利息が4万5千円となるため、
元利均等払いでは、毎月5万円の返済が必要となりますが、
支払額が1万円増えているので、返済期間は2/3程度まで減っています。
リボ払い時に数千円でもいいから、支払額を増やしましょうというのは、
このように大差ないと思う程度の返済額の差が、
後に大きな差になるということです。
借入金額より利息相当額が多いのは、心理的にもつらいので、
金利6%以下が、理想的なラインですかね。
現実的には、300万円だと10%を切る程度のローンが多いです。
もう一点忘れないで!
おまとめローンには、もう一点注意点があります。
それは、もし今後小規模個人再生等を検討する際に、
不認可とされるかもしれないというところです。
おまとめすることで借入先が減り、
1社からの借入比率が上がります。
小規模個人再生には、
再生計画案に同意しない旨を同項の方法により回答した
議決権者が議決権者総数の半数に満たず
かつ、その議決権の額が議決権者の議決権の
総額の二分の一を超えないときは、
再生計画案の可決があったものとみなす。
とあります。
おまとめにより1社が総額の半分以上を占めてしまい、
その1社が再生計画案に同意しないという事態になると、
再生計画案の可決があったものとみなされないということです。
おまとめの際には、だれもその後に個人再生しようなんて、
考えていないとは思いますが、もしその後に状況が悪化した際は、
足かせになる可能性もあるということを覚えておいてください。
おまとめするよりも、先に再生を検討することをおすすめします。
リボソンも、親に頼み込んで不動産担保ローンを使って、
おまとめをしたのですが、新たに入用な時期が来てしまい、
結局利息だけ返済してしのぐとい事態に陥りました。
あの時、過払い請求や任意整理をしていたら、
もっと早くリボ地獄から抜け出せたのにと今では思います。
当時は、ベストな選択だと思ったんですけどね。。。
リボソンでした。